AVSS

小豆由来の成分から、
抗ウイルス活性
(ウイルス複製阻害)
確認しました。

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共同研究による成果

1
小豆にウイルスを
抑えるチカラがある?
小豆にウイルスを抑えるチカラがある?

実は日本では、平安時代から邪気を払う力があるとされ食されてきた小豆。その成分が有望な抗インフルエンザウイルス活性を示しました(非臨床試験による反応)

2
小豆にお茶、
一緒だと機能性がアップ!?
小豆にお茶、一緒だと作用がアップ!?

小豆にも、お茶にも、その成分にそれぞれウイルスに対抗する力がありますが、各成分単独よりも組み合わせることで相乗作用を示すことがわかりました(非臨床試験による反応)

1
小豆由来のオリゴ糖誘導体が、
インフルエンザウイルスの複製を阻害

ウイルスとは人に特有の病でなく、植物もウイルスに感染します。そのため、長い年月の中である種の植物もウイルスに対抗する防御機構を備えることがわかりました。江戸時代の医学書に狂犬病ウイルスに感染した人の治療に小豆を用いていた記述があります。近年の科学技術の発達により小豆の狂犬病ウイルスに対する作用が示されました(非臨床試験による反応)
小豆は平安時代から邪気を払う力があるとされ、小正月に小豆粥を食べる習慣があり、日本で伝統的に用いられてきた食品です。今回の共同研究で、小豆の成分であるオリゴ糖誘導体に、有望な抗インフルエンザウイルス活性があると立証されました。

インフルエンザウイルスによる感染が広がった細胞群

感染

小豆で処理し、感染が抑えられた細胞群

抑制
※イメージ※イメージ
2
お茶との相乗作用で、抗ウイルス活性を強化

ウイルスの生活環は、宿主細胞の糖タンパクや糖脂質を認識し、宿主細胞に結合することに始まります。結合したウイルスは細胞内へ輸送され、複製されます。子ウイルスは細胞から遊離し、次の感染へ進むことになります。小豆とお茶はそれぞれ別の段階ではたらくことがわかり、同時に作用することでより強く活性が表れることがわかりました(非臨床実験による反応)。
これらの抗ウイルス活性をもつ植物はいずれも伝統的にかぜ症候群やウイルス性疾患に用いられており、理にかなっていると⾔えます※1
※1 小豆やお茶を摂取することによる効果を保証するものではありません。

※イメージ※イメージ

引用文献

  • ・Magdy M. D. Mohammed, Nobuyuki Kobayashi. Anti-Influenza a virus of a new oligosaccharide citric acid derivative isolated from Vigna angularis (ohwi et ohashi. var. Dainagon) Seeds. Journal of Carbohydrate Chemistry, 2019, 38(4), 234-45
  • ・Ryukakusan Co., Ltd. 2019. Antiviral Agent and Throat Candy, Gargle, and Mouthwash Using the Same. JP2019077617A
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共同研究について

共同研究について

私たち(株)AVSSと(株)龍角散は、共同研究を行っています。
(株)AVSSの持つ感染症を防ぐ知識と技術、
(株)龍角散の持つ天然由来成分や生薬の知識を互いに活かし、
これからの世の中に身近に役立つ成分の研究を進めています。

(株)AVSSの紹介

株式会社AVSSは2006年10月、長崎大学・大学院 小林信之教授がウイルス感染症治療薬の開発を目指して起業しました。会社の名前AVSSはAnti-Viral Screening Systemの頭文字を示しています。これは抗ウイルス薬の探索技術に由来します。小林教授たちは1980年代のAIDSの流行のおり、いち早くAIDSウイルスの治療薬を探索するシステムを開発しました。この開発により世界中でAIDSの治療薬が開発され、今日AIDSは発症を防御できるようになってきています。AVSSは今日まだ治療薬の開発されていない多くのウイルス感染症の治療薬開発を目指しています。

小林信之

(株)AVSS
代表取締役CEO 小林信之

薬学博士/
前長崎大学 大学院
医歯薬学総合研究科 教授
専門はウイルス学、分子生物学。
コロナウイルスの途上国向け
PCR検査キットの開発にも尽力。